正月早々、3つの相続に出会ました。

■友人の義母のお通夜に参列してきました。
彼女は10年近く、寝たきりの義母のお世話をしてきて、
その苦労話を時折、吐き出すようにしていました。

男性が親の介護をすると大変ですねといわれるけれど、
女性が夫の親の介護をしても当たり前、実の子供たちも滅多に病院に来なかったとのこと。
相続人ではありませんから遺言書に書かれてない限り何も相続できません。
これも当然のこととして月並みなケース。

認知症になっていたので、遺言書もありません。
これから数ヶ月の出来事に、思いを巡らしてしまいます。

彼女が10年来、日々の大半を病院で過ごし、
親類縁者への気遣いをしてきたことを思えば、多くのお嫁さんがそうであるように、
親族のやさしい慰労の言葉と、寄与へのお礼があれば、
本当の意味で疲れが取れるのではとも想像します。
現実はどうでしょう?

時代は変わっています。
元気な時期にきちんとした遺言書を書くこと、
お嫁さんへの配慮も欠かさないことの必要を改めて感じます。

■兄弟同士で、ひとつの不動産の分割でもめていました。
ある事情で、放棄をするように迫られているとのこと。

もし自分が放棄をしたら仲の悪い兄弟に大きな財産が行くので許せないと、悔しくてうつになり寝たきりになってしまったと配偶者から相談されました。
健康とお金とどちらが大切ですか?と実際の不動産評価額をざっとだし、販売中の図面、公図、登記事項、路線価で示しながら、配偶者にお話しました。
今までそんな風には見えなかった方なのにと思いながら・・

元気な2人の姿がまた見られることを願うばかりです。

■いよいよ来年から相続税増税と沢山のセミナーが開かれています。
具体的に相談したいと新年早々いつものお客様から連絡が入りました。
早速資料を持って伺い、お仕事をいただきました。
これから1年かけて現状把握から対策、コンサルティングの仕事です。

信頼をしてもらうことの大切さと
誠実にお応えする覚悟を新たにしているところです。

人それぞれに人生のまとめ方は違います。
第3者がどう言おうと、最終判断は本人でしかありません。
が、そこに少しでも役に立つことがあれば、
今までやってきた仕事冥利につきます。

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