井上ひさし作こまつ座の「太鼓たたいて笛ふいて」を
新宿紀伊国屋サザンシアターで観てきました。
林芙美子の戦争の時代をはさんだ姿を、大竹しのぶさんが演じます。
「放浪記」は大正から昭和初期の社会に図太く生きる姿を
森光子さんがでんぐり返しをしたりして有名になっていますが、
その後の日中戦争から太平洋戦争中、陸軍従軍記者として「太鼓たたいて笛ふいて」きた姿と、現実を知ってからの戦後、病に倒れながらも「書かなければ」と必死に自らを鼓舞する姿を描いています。
大竹しのぶさんは、原爆が落とされる直前の劇中歌で「滅びるにはこの日本、あまりにすばらしすぎる」と歌い、原発問題や今のこの国を、井上ひさし先生はどう言ってくれるかと思いを巡らしています。
そして、芙美子の「書かなければ」と言うセリフと同じように私たちも、私たちの身体を通して「伝えなければ」と(パンフレットより)
共演者の梅沢昌代さん、神野三鈴さん、山崎一さん、阿南健治さん、木場勝己さん、そしてピアノの朴勝哲さん達の見事な和で、3時間余の時間が短く感じられました。
特に最後の梅沢昌代さんが、芙美子のお骨をだいて舞台から去るシーンは素晴らしい。
これからご覧になる方、最後の最後まで感動できます。
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