30日からパルコ浦和シネマで「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」が公開されています。

ベトナム戦争の1945~1967年の長期にわたり隠ぺいされた事実の内部告発をめぐる1970年代初めの政府とニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストの報道の自由をめぐる戦い、そして女性の社会進出の先駆者の決断。

ベトナム戦争の報道を連日見聞きしてきた世代として、必死に字幕を追いながら新聞社の葛藤を想像します。

パソコンもスマホもなく、タイプライター、植字と印刷機と人海戦術。早朝の道路に投げ出される新聞の束。

「新聞記事は歴史の最初の草稿。報道機関は国民に仕えるものであり、権力や政治家に仕えるものではない。権力を見張らなくて、誰がやる・・」の言葉が合衆国憲法と共に語られます。

今の日本の国会の現状に根幹は似ているのではと思ったのですが、中身は雲泥の差です。

メリル・ストリープとトム・ハンクスそして監督はスピルバーグ