7月28日第20講座
「相続現場でお客様の信頼を得るには」
講師奥原会計事務所 税理士 奥原章男氏

相続現場を数多くこなしてこられた先生の巧みな話し方は、イザという時の家族の感情の変化を、まるで家族ドラマを見ているように描いてくれました。

最重要なその時の流れ
■1~2ヶ月の間に納税の概算を算出し、納税方法を検討する
・・・・・・・・今までのお客様のほとんどが4~5ヶ月経っていたので、それまで売ることも出来ずじらされていた。その後はばたばた。

②費用捻出のため何処の土地を売るか決める
全土地の中で、所有価値の低いものから
・・・・・・・時間がなくなっているので、売りやすく、出来るだけ高い土地(すなわち面積の小さい)売って来てしまった。
・・・・・残っているのは、不利な土地ばかり・・・

③遺言書を出すタイミング
・・・・・遺言書は必ずしも絶対でなく、執行したら兄弟仲が悪くなる可能性も。書きもれや、税金の支払が不明もある。
・・・・・要注意
・・・・・税金は本家がまとめ手払う。各人の手残り金が大事

ここまで、中心人物が(多くは本家の長男)がまとめられたら
■遺産分割協議・・・・司会は誰
■売却予定土地の売却手続き・・出来るだけ早く着手
物納か売却かの分岐点を知っておく
誰の名義で売るか決める・・・納税額が変わる
■資金繰りを綿密にする

■贈与税と相続税
・・・生前に単純贈与しておくと相続税が結局安くなる場合があるので、要検討

☆☆本講座の大酉にふさわしく、2時間のぎゅっと詰まった内容で受講生全員に、「知と勇と心」を伝えてくれました。

☆☆終了後の懇親会は盛況で、各人が名刺交換をしながらおいしいパスタに舌鼓。
暖かい眼差しで協議会スタッフがみまる中、明日に向かって元気に散会していきました。

協議会の皆さんありがとうございました。いつかまた、仕事でお会いできるよう、現場で一つ一つ丁寧にこなして行きますね。

**さて、これから あのお客様の対策案を文章化しなくては**・・夏休みの大きな宿題・・・相続はいつでも必ずやってくる・・