お盆で田舎に帰った。
街の狭い旧道を、シャッターをカタカタ鳴らしながら走っていると、かつて買物をしたあの店、この店に気がついた。
明らかにお盆休暇で閉めているのではない。
跡継ぎがなくなったのか、隣には何処にでもあるコンビ二。きっとコンビ二が誘いに来た時、大いにもめて、結果隣に出来たので店が出来なくなり閉めたのだろう。確か、中学の後輩がいたはずだが。

小学校の脇の文具屋、よくあるノートや駄菓子があって「買い食いをしないで帰りましょう」なんて児童会で決めたりしたけど、その店もシャッターが降りて、草が前に生えている。店がつぶれたんだ・・いつも子供達がわいわい群がって・・学校前に1件しかない独占店だったはずだが・・・

すぐ近くの広い空き地に ○○グループホームが出来ていた。
気がつくと、この小さな町のあちこちに、デイケア、~の里、~セレモニーが新築されていた。日当り良く、のんびりとした街だからだろうか。
それでも、何故か、老人がゆったりと歩いているのを見かけなかった。

いづれにしても、後出しじゃんけんの数字だけでない現実の「少子高齢化」を 建物の変遷から実感した盆帰りとなった。
このままでいいのだろうか・・・