東京三菱とUFJが、この間このページで取り上げている「公庫の新型住宅ローン」に来年1月から参入と発表された。35年固定で2.7%前後という。自前の長期固定ローンを優先していた姿勢を変えたわけだ。BK
今まで民間金融業者圧迫だとしていた公庫がなくなることになり、今度は民間を支援する側になるので、たとえ薄利でも、一般消費者への販売が確実だということで、大手の銀行も続々参加してきた格好である。
ただし、公庫からの金利にどれだけのサービス料を上乗せして貸し出すかは、ローン会社によってかなりの差があるので、要注意!!

近年、ローンの種類が増えて、その仕組みや計算が難しい。ほんの数年前までは、金利表のコピー片手に、小さな計算機一個で、現場で計算して、ハイこれが返済額ですよ、と手渡し出来たものが今やそうは行かない。じっくり、各社のローン情報を踏まえてのお客様との検討が必要である。

ただし、いまだに勉強不足?で会社提携ローン一点張りの仲介業者もあるそうだが・・

とにかく、長期のローンを組むのだから、弊社はお客様にあったローン会社を共に見つけていくようにしている。勉強中ではあるが。

今年、国土交通省が、エンドユーザーに接する住宅事業者には、住宅ローンに詳しい資格者養成が必要と提言している。
それを受けて、住宅金融普及協会も、来年から「住宅ローンアドバイザー養成講座」を開設する。
そういえばこの協会、公庫の審査書類を直接送ったところではなかったか。公庫がなくなるから転職?
まあ、斜めに見ないで、いづれにしても、今まで一律のローン説明では無理な時代になっていることだけは確実である。それも、インターネットの普及が一因していることも確かである。

で、またしても講習と試験になりそうな~