税理士法人の総会で、素晴らしい講演を聞きました。
毎年200社以上が見学に訪れる大阪の山田製作所の山田茂氏です。

親から受け継いだ機械金属加工の会社を兄弟で立て直し、社員全員が胸を張り自慢できる会社づくりを実践している会社。
売上が大幅に減少した平成11年1月「会社の強みとは一体何だろう」「弱みはどこだろう」「これから先、どうしていきたいのだろう」と会社経営、会社の体質改善について考える中で「自分たちでできることからまず取り組んでいこう」と考え抜いたこと。

やがて、土のような床にタバコの吸殻と痰があちこちに落ちていた工場の中を、地面に直に道具を置かない、ゴミをひろうから、いらないものは処分するなど、整理・整頓・清掃、ペンキを塗るなどして会社を丸洗いしてしまいます。

創業者や親の代からのベテラン社員との壮絶な葛藤をへる中で、会社が変化してきます。一生懸命ではダメ、本気でなければ人はついてこない。

良い現場は最高のセールスマン 

経営者の嘘をつかない経営姿勢が、社員との信頼関係を築き、
社員の全機能、潜在能力をフルに発揮させることに全力をだすのが経営者の責任であり、それをしているか。
対等な労使関係は人間尊重の経営であり、中小企業経営者の使命であること。

徹底した3S活動の真の目的は「守る事を決めて、決めた事を守る」企業文化つくりであること。今は、全員で経営指針書を成文化し実践する会社になっています、
そして、誰でも出来ることを誰もできないくらいに実践してきましたと、

迫力ある大阪弁で、壇上いっぱい使いながら、私達に語りかけてくれました。

ふと会場を見渡せば、すでに大阪の工場を見学してきた人も含め、全員が微動だにせず講師を見つめていました。講演後は、講師の汗と、参加者の感動の笑顔がはじけていました。

会社の大小はあっても、自分なりに少しでも消化していければと思います。

懇親会では「心の栄養」として前進座の団員から山本周五郎原作の「赤ひげ」のチケットの紹介がされました。医療のあり方を問いながら人間尊重の物語です。
合わせて三波春夫の俵星玄蕃を朗々と。
国立小劇場11月13日から。

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