さいたま市内の駅から15分以内の場所に、築70年は経っている空き家があります。所有者達は80代。
聞けば、父からの相続時に兄弟間の調整が纏まらず、今だ相続登記の目処が立っていないとのこと。夫々他所に自宅を持っています。
よくある話とはいえすでに40年近く、互いの孫も成人し「マゴマゴしていると大変なことになりますよ」と話しています。
今までどれだけ固定資産税を納めてくれたことでしょう。10mを超える樹木が生い茂り、屋根瓦は落ち、泥棒は入り、公道に草木が覆いかぶさり、今まで火事にあわなかったのが唯一の救いです。景観・治安の悪化がと、廃墟を見続ける近所の方の気持ちはいかばかりかと・・・・
全国の空き家率について先月、総務省の住宅・土地統計調査が発表されました。
平成30年10月で全住宅の13.6%が空き家に! 過去最高。ただし埼玉県は10.2%で全国ではもっとも低いとか。
全住宅総戸数は6242万戸 居住者がいるのは5366万戸。どちらも5年前より増加 その内訳にはひとり暮らしの増加もあるとのこと。
高齢化と共に空き家も増加。少子高齢化と住宅環境は密接です。
処分も活用も、そして遺言も、元気に判断できる時にしなければと、やきもきしているのは不動産屋だからでしょうか。
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- 住宅の空き家率, 2018年10月, 総務省住宅・土地統計調査