あの日航ジャンボ機墜落事故から20年
今年は20年ということで、例年になくメディアが取り上げている。

テレビも、ドキュメントと再現ドラマで同じような時間帯で3本放映。
事故原因は何なのか、ボイスレコーダーや実在の人々を交えて
2度と起きてはいけないことを訴える。

政府調査委員会やボーイング社の態度、運輸省の対応から、
山崎豊子の小説「沈まぬ太陽」を思い出していた。

大きな事故のたびに発せられる「2度とこのようなことのないように・・・」
遺族より先に風化させようとする組織が、やはり存在するようだ。

そして、「悲しみを乗り越えて」という言葉に 本当にふさわしい人達がいた。
自分がその立場だったらと、静かに想像もする。

夜半、NHKテレビが「戦没画学生」の展覧会について放映していた。
彼等の作品を集めた「無言館」は、数年前、涙がとまらず困りながら鑑賞した記憶がある。そして「無言館」はなぜ無言なのか。見る側を無言にさせるからなのか。
これは本当に沈黙なのか。
そして、決して「無言」ではなく、あっちからもこっちからも絵を描きたかった学生たちが、志半ばで戦場に散った無念の声が「言語」が無くても絵から伝わってくるから、「無言館」というのだと、友人と話しあったっけ。

事故や、戦争で犠牲になった人々は、無言になるけれど、記憶と想像の中では絶えず有言であると思う。歴史の事実をより正確に認識しようと努力すれば。

8月は 本当に 熱い夏である。

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