久しぶりに、首都圏でも海の近くにお住まいのお客様宅を訪問した。
急な坂道の周りには、びっしりと住宅が立ち並び、
すり鉢の下のほうに、幹線道路が走っている。

このような場所は日本全国いたるところにあるし
むしろ景観が優れているともいえる。

こうした場所の建築は、どうなっているのだろうか?

埼玉で、見渡す限り平野の中の住宅街を見慣れている眼には
毎日の大変さばかりが思い浮かぶ。

自転車は、バイクなら、車のタイヤは・・・

そして、いざ地震や台風、火事の時は?
その時に自治体の対応策は?
避難所は?

もし首都圏直下の大地震が起きたら、こうした急勾配の住宅街は
どうなるだろうか。

地震国日本であれば、阪神大震災や、新潟地震の記憶から容易に想像できる。

更には、広島、長崎、東京などの廃墟も、誰しも思い浮かべられるはず。

この数十年せっかく作り上げてきた住宅街であり、都市である。
もったいない。

先日、防災グッズを開発している友人にあった。
いつ来るかわからない災害に備えて、また新しい商品を開発中。

防災に完璧はないけれど、せめて少しでも減災できるならと期待する。

ただし、天災ならともかく、

人災への備えなら、お断りだ。
「しょうがない」ではすまされない。
もし、次なる人災があるとすれば、
こんなものでは防げるはずもないだろう。
ちょっと想像するだけでよい。

過去の歴史に謙虚に学びたいと思う。

傾斜地の住宅街を帰りの車窓から眺めつつ、
千路に思いを馳せていたが、
駅に降り立つと、夕刊の「辞任」の文字が飛び込んできた。

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本サイト:(有)住ステーション浦和

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