どんなに社会において閉塞感が漂っていても、相続や家族の変化は起こります。

先日さいたま市内のある土地の査定依頼を受けました。

いつもなら査定依頼を受けると地価公示や基準値、路線価や過去の事例、販売中の物件、設備やその他、現地に立って考えられ得る情報を可能な限り集め、査定書を作成し私見を交えて売出し価格を提案します。

査定書は、原則過去のデータを元に色々加味されて向こう3ヶ月位を予想して売出価格の提案となります。この売出価格と成約価格が大きくぶれると、依頼者の生活設計が成り立たなくなる場合もあります。

でも現在進行中の新型コロナの影響をどのように見通したらよいか。

世界にパンデミックが宣言され、株の暴落・自粛・縮小経済・閉塞感が漂い、倒産も出始め、オリンピックさえ延期の話が出てきました。

当然、不動産売買も取引が停滞気味になり、価格も落ち込むのが予想されます。どのくらいか?

でも今入手できる公的なデータ上では、さいたま市の多くの場所の地価公示・基準値・成約事例などは上昇中です。ほんの数ヶ月しかたっていないのに、コロナの影響を予測して売り出し価格を相談をしなければなりません。

まもなく3月下旬に令和2年1月1日の地価公示が発表されます。その基準となったデータは昨年秋の数字です。ここにもコロナの影響は反映されていません。

バブルもリーマンショックもそして東日本大震災後の混乱を思い出しつつ、どう説明したら良いか。

いつかは終息するはずですが・・・

さいたま市浦和区の会社の近くの国交省のデータ

さいたま市浦和区仲町市役所近く

全国の地価変動率の推移 国交省

バブル期→H5バブル崩壊→H20リーマンショック→H23東日本大震災

バブル期も経験している社長のいるさいたま市の不動産情報は有限会社住ステーション浦和