今年90歳になられた樋口恵子さんの「どっこい生きてる90歳」出版記念講演会に行ってきました。会場は重要文化財の自由学園明日館

生きてるだけでまるもうけ、ヨタヘロ人生に感謝し喜びながら閉口していますと語り、80代中頃で家庭内転倒がぐっと多くなること、近所に頼れる方々がいることが大事であることを体験を交えながらユーモアに語ります。

85歳ころの自宅建替えで金銭と労力をたくさん使い、人が老いれば住宅も老いることを身に染みて感じられ、老後の資金は計画通りにいきませんよと。

長い人生において、子に作り夫に作り続けた食事を、女性が一人になると自分の為に作らなくなり、食事の手抜きで栄養失調になっていく。85過ぎたら骨折・転倒・骨粗しょう症になる。女性と男性の健康寿命の差がそこにもあるのではと指摘。

コロナ禍が高齢者にどのような影響を及ぼしているのかという最前線の研究会で学びながら、「生きるには水と空気と太陽と、人とのコミュニケーション、情報の豊かさが大事である」と話されました。

多岐にわたる話題で会場は何度も笑いに包まれました。

話足りなそうにしながら最後に、日本がこんなに長寿社会となっていられるのも、子供のころの戦争からずっと平和であるからこそと強調されました。

大先輩の言葉の数々に、共感と励まし、心構えをいただきました。ありがとうございます、すばらしいお話でした。

老~い、どん!あなたもヨタヘロ期がやってくる」婦人之友社出版記念 主催東京新聞 


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