自立した老後を過ごせるホームとは?
(有)福祉ネットワークさくらの小川志津子さんの話を聞いた。埼玉中小企業家同友会の不動産部会オープン例会である。

1990年、浦和に自立型「グループハウスさくら」を開設し、1996年に、旧厚生省「高齢者グループリビング支援モデル事業」の第1号に指定され、1999年には、(有)にして介護事業に参入。全国でセミナー・講演活動中。

実母の介護経験、市議会議員の間に全国を視察し、自分の入りたい老人ホームが見つからなかったので、自分でつくってしまったと、笑い飛ばす。

「元気なうちからお互いに支え合い寝たきりは作らない」「元気に100まで、1週間でさよなら」のコンセプトで、グループホームの他、居宅支援事業・ディサービス・ヘルパーステーション・介護タクシー を経営。
地域の人々、肉やさん、魚屋さんなどに、2級ヘルパーを取得してもらいながら、事業を運営しているという。いつか自分も、の前に、ひと働きをしている地域の人々。
市立病院へ、八百屋のおじさんがアルバイトで送迎など、その地域のネットワークをつくった小川さんの力は、すごい。本人は 自然体でやってきたという。

「さくら」の日常生活をビデオを見ながら、「あなたもいつかは高齢者」の言葉が、胸に響く。ちなみに、男性は入居していない。これは差別ではなく、かつての栄光を嵩に、まだまだ調和を乱す男性が多いからだそうだ。

介護事業が、建物や設備面だけではなく、精神生活、心のありようの中身が、いかに大切か、今後の課題は膨大にありそうだ。

自らの問題と共に、経営者として、介護事業を如何に運営していくか、「社長の学校」の同友会で学んでいる小川さんに改めて尊敬。こんなすてきな人が浦和にいる。
私も、相続の問題と絡めて、とても考えることができたと思う。
参加して、よかった。

本サイト:(有)住ステーション浦和
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