物件の下見をしていたら、借景のある家を見つけた。

家自体に庭は少ないものの、高台にあるため、
眼前には、近くの家庭菜園や畑がひろがり、
桜並木が堤に沿って植えられている。

多分春には、たくさんの植木の芽吹きが眺められ、
さくらの季節には、居ながらにして花見が出来そうだ。
毛虫が飛んでくる近さではない。

駅の近くや、建て込んでいる住宅地では、
3階建てにしても、なかなか望めないが

田園が好きで、駅からの遠さを苦にしなければ、
さいたま市内でもこんな場所がまだあった。
ちなみに駅バス15分徒歩8分。

高台地の建物で気をつけなければいけないのは、
擁壁工事と、元はどんな土地だったかである。

切り土なのか、盛り土なのか、
基礎はベタ基礎か布基礎か、
保証はどうなのか、建築会社は・・・・

近所の建物はどうなのか、
新築か中古かにかかわらず、
総合的に情報を得ることだ。

建物は、周辺の環境と一体となって住む家になっていく。
さて、どんな人が住み始めるのだろうか?