平日新築現場前で写真を撮っていると
老夫婦が近付いてきた。この家買いたいんですけど・・

あわてて携帯で売主に確認すると
日当たりの良い方が決まっていた。
残念ですがと話すと、

土日のオープンハウスに
何度もみようと来たけど、
いつも家の前にいる男の人が知らんふりをして
感じが悪かったので声をかけられなかった。
きっと冷やかしだと思われたんだわ。と奥さん。

毎日散歩しているうちに
住宅街の雰囲気もいいし、
病院が近く買い物も便利なので
買い換えたいとのこと。

郵便で近所の情報が出たら送りますと
約束をして別れた。

確かに、オープンハウスの前では、
車の中で営業マンが寝ていたり
小説に没頭していたり、携帯に夢中であったり
煙草をふかして同僚と雑談していて
近づいても気がつかないふりをする営業マンも。

もちろん、きれいにはき清め、
笑顔で対応し、たとえ業者でも親切に応対してくれる人も多い。

あまりしつこくされても困るだろうけど
無視されるのもお客様にとっては癪に障るだろう。

以前、私がお連れした物件では、業者ですと私が挨拶しはいろうとすると
他業者が連れてきたお客は自分とは関係ないとばかり
雑談に夢中で煙草を消しもしない。あ~あと思いながら案内。
そして、こんな物件もう来ないとお客様。

たとえ買わなくても、よしんば冷やかしであっても
営業マンの態度はしっかりと見ているもの。

家の物理的価値と合わせて家の良さを引き出し、
ひきたたせるのも営業マンの役目と、
改めて初心に戻り
反面教師として心得たいと思う。こんな時代だからこそ。

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