2010年 税理士事務所主催の新年会で大田尭先生の講演を聞いた。演題は「危機にこそ濃い人間関係を」

◆ここ数年の経済危機、100年に一度の不況といわれる現在の日本、3万超の自殺者をだし、「日本の社会は滑り台社会」(派遣村の湯浅氏の言葉)となっている中、憲法25条、28条、そして24条を軸にして考えたい。

労働は人格、人権であり、基本的人権そのものである。
基本的人権は憲法の根本理念であり、
それは全ての人が生まれながらにして有する命の権利である。

命は一人一人違う。(自己中心であり、全てのDNAが違う、違うから生き残っている)
命は自らの力で変わる(たった0.1ミリの受精卵で皆さんのように大きくなった)
命は関わりあい響きあいの中にある。(生殖で次の世代を作る、社会がある)

一人ひとりが違う、自ら変わる力がある、その命をつなぐ。
この命の現実をヒントにして、経営者は、雇用を仕事を地域を考えたらどうか。

◆92歳の高齢にもかかわらず、1時間半、わかりやすく丁寧に語り
質疑応答され、終了後はすっくと立ち上がり、壇上から降りられた。

1918年生まれということは、大正7年生まれ。
1929年の世界恐慌や、その後の戦争の多くを経験されて現在に至り、ずっと教育の分野で活躍され、明日は東北地方に講演に行かれるという。

更に、地元さいたま市緑区に広がる「見沼田んぼの保護」にも
力を入れておられるという。

教育史、教育哲学者 東大名誉教授、都留文科大学名誉教授、
日本子供を守る会名誉会長 他 さいたま市緑区在住 

貴重な講演を直に聞くことができたことに感謝。

大田尭「生命のきずな」偕成社 サイン入り本を購入した。

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