取引を終えるたびに改めて思う。
仲介業者は売主側、買主側 双方にあったほうがいいと。

売主が業者の場合は、当然プロなのでチェックが入り
一つの仲介会社でも問題はまずない。

問題は個人が売主・買主の場合である。

売主・買主側に双方業者がつく共同仲介なら

◆売る段階なら
物件の他社公開により広く買主を見つける機会が増え
市場がわかりやすい。

◆交渉段階なら
売主は高く、買主は安くは当たり前なので
妥当な線でと、双方の会社の担当者が努力する。

(そもそも、売主買主は敵対関係ではないのだから
一方的な要求ばかりが通るとは限らない。)

◆契約・決済段階なら
:担当者の知識不足も、他方の担当者が指摘し補うことができる。
:共同仲介で、書類のチェックが二重になりより妥当な内容になる。
:他社・他者がはいるので、ごまかしが効かない。
:より安全・安心な取引に近づく

などなど利点が多数ある。
もちろんそれらの多くはお客様のためになるはず。

ところが、一つの仲介会社が自社のみで決めようとする場合
(頼むのは1社でもOK)
◆物件を他社には紹介しない。商談中が長引く。売りに時間がかかる。
◆契約内容など、外部とのダブルチェックが働きにくい。
◆両手で決めれば仲介会社は手数料が2倍になる。
その他・・・・

売主買主双方にとって納得できる、より妥当で公平な取引を行うためにも
第3者の目が、やはり必要だと思う。

もちろん、
大きな会社で法務のチェックや経験豊富な上司がいれば問題ない。

大会社でブランドがあり、物件担当者が宅建主任者であっても
必ずしも経験豊富とは限らない。
誰でも駆け出しの頃がある。失敗もある。

それにもまして、多くのお客様は一生に数回あるかどうかの
売買をするのである。未経験は当たり前。
失敗したから次にはというわけにはいかない。

お客様はいつでも初舞台。

支えるプロも常に知識の向上と経験を積み重ね
他社、他者から学び続けてお客様の疑問に答え続け、

収入はその結果であることを肝に銘じる必要がある。

と、この頃特に思うのである。

■(有)住ステーション浦和
さいたま市浦和区南区緑区の物件ブログ
あっちゃんの不動産情報室
ギタの楽書き帖
あいけん太郎日記
のりひよのタイピング日記