親の相続手続きの中で、固定資産税を払った覚えも無く、権利証も無い土地が田舎にあるらしいことがわかり、私が相続することになりました。調査の結果、評価額が30万未満のため固定資産税は発生せず、役所では登記された住所にも連絡はしないのでそのままになっているとのこと。以前は空家でしたが、更地にしてありました。でも登記された住所から現在までの住所が繋がらないと相続登記できません。ようやく合併後の役所に登記された住所の不在籍・不在住証明書を取り寄せ相続登記を完了することができました。

今や空家は830万戸総住宅数の15%。所有者が不明の空地はどのくらいなのでしょう。調べるのも時間と費用がかかります。

4月に刑務所を脱走した犯人もしばらく空家で暮らしていました。所有者はどうなっているのかしら?とつい思ってしまいます。

住民票や戸籍の保管期間がすぎれば、その前をたどるのが面倒になり、自分で行うのはやめてしまいがち。そんな時は司法書士、行政書士等に依頼し手続きをきちんとすることが大事です。たとえ評価が低くても親の思いがこもったもの。後々の為にもしたほうが良いでしょう。いつの間にか相続人が100人!!なんてことにならないように。