NHK朝ドラ「虎に翼」の主人公三淵嘉子の「原爆裁判 アメリカの大罪を裁いた三淵嘉子」山我浩著を読みました。膨大な資料に基づき次々と明らかになる原爆をめぐる事柄。

昨年アカデミー賞に輝いた映画「オッペンハイマー」の評価は色々とあるといわれる中で、この一冊の内容に映画が霞んで見えました。

1963年東京地裁が断じた「原爆投下は国際法違反」に携わった3人の裁判官のうち、唯一すべての弁論に参加した三淵嘉子。判決文の一行ごとに裁判官達の冷静な「怒り」が感じられます。

主題歌米津玄師の「さよーならまたいつか」に~100年先は 知らねーけれど~とあります。原爆投下後79年経て今はどんな歴史の上にいるのか思わざる得ない8月6日です。