地主さんから新米を買ってきた。数日前に刈り取って、十分乾燥させた玄米を、直前に精米にしたものだから、まだ暖かい。
8月下旬から新米になっているが、梅雨時でも、直前に精米してくれるから、炊いてもおいしい。
通常、農協へ出す米は、稲刈り機で刈り取りすぐ石油で乾燥させて集荷するので、おいしくないとの事。自家用や直販分はきちんと乾燥させて玄米にしておく。そういえば、昔田舎で必ず見かけた稲掛けようの「おだ」はまったく見なくなった。

今は、どこでも販売用は強制乾燥させて集荷し、農協の保冷庫で流通管理しているとのこと。

浦和で専業農家は ほんの数人で、残りのほとんどが、兼業農家。それでも、田植え機、稲刈り機、トラクター、もみすり、乾燥機などと、ひと通りそろえねばならず、1000万は軽く超えているとのこと。農業後継者も、都会に出てしまって、田や畑の手入れもママならないのが現状だそうだ。相続のときは どっと税金がかかる。
その上、多くは調整区域なので、農振地区、農地法3条のような様々な規制があって、売るに売れない。市街化区域ならば、アパートも建てられるがそれも無理。農地法第3条許可
生産緑地にしても、農業を続けられなければ、大変な事態になる生産緑地について・他の自治体だけれど分かりやすいので

今は、まだ体が動くからなんとかやっていけるけれどね、と農業委員でもある地主さんはため息をついていた。

こちらも、有効利用を提案しようにもなかなか簡単に出来ないので、ため息ひとつ。調整区域は苦手だな~ さいたま市市街化調整区域

帰りに、オクラとヒシトウ、ナスを、その場でもいでもらった。
オクラが、タチアオイみたいな木に、つんとなるものだと、初めて知った。

新米のごはんに、秋刀魚の塩焼き さんまはやっぱり銚子にかぎる。