9月1日防災の日
全国で様々な催し物が行われている。
昨日は 時期を合せたかのように、東京湾沖で地震があった。
8月の宅建の講習「災害時のオーナーの責任と対策」で、大変なことを学んだ。

そもそも9月1日は、大正12年(1923年)の関東大震災の日だ。
その時の推定地震エネルギー「ガル」は400ガル…地震計が無かった時代

1981年6月改正の「新耐震基準」は400ガル
400ガル=1.0 として ・・震度6でも倒壊しない建物

1995年・・…阪神淡路  818ガル
2000年・・…鳥取    924ガル
2003年・・…三陸沖   1280ガル
2004年・・…新潟中越  1716ガル

今後くるはずの東海地震は?

400ガルでほんとにいいのだろうか?

2001年8月以降、建築確認検査業務が民間に開放・規制緩和
民間とは営利を追求するもの。経済性・効率性・スピード性が求められるもの。
その民間会社へは、元建築会社のメンバーが多く参加している。
その会社からの書類を審査をするとは。

さて 耐震偽装の姉歯事件は、0.344で138ガル。
それが、素通りした。

来年には、新建築基準法が施工される。
姉歯事件によって、耐震対策に改めて目が向けられたことは良だが。

1981年5月31日以前の建物は 240ガル
築30年のビルやマンションはまだまだたくさんある。
国内の約40%が、古い耐震基準のままだそうだ。

そして、
もし、大規模地震により、建物が倒壊し、入居者が死亡した場合
建物オーナーに損害賠償責任が発生する可能性は大。

老朽化した建物を放置したことに対し、不可抗力だけでなく工作物責任・瑕疵担保責任がついてくることも。
1995年の阪神淡路で、築31年のマンションでは、オーナー責任を半分認めている。

講習会の後
担当しているビルのオーナーに、危ないですよと話したが・・保険に入っているから・・・
ではすまないはずだが…耐震補強の費用はバカにならないと、保留になっている。
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