昨日、加盟している埼玉県宅地建物取引業協会の会長が逮捕された。
報道では元会長だが、いわゆる詐取が発覚。
坂戸の自分の会社の取引きで、実際の取引額を低く偽って、RCC(債権回収機構)の根抵当権を抹消し、差額を自社の借金返済にまわしたという。

どこかでよく聞く手口だが、埼玉県内7000社を束ねる長の会社で行われたとなると、とても、とても残念である。

「変わらなければ、変わらない!」「業界の向上のために、議員さん達に一生懸命お願いしています!」と、新年会や総会には必ず挨拶しにきた会長であった。県や国への働きかけがすごかった。

だが、変わらなければならなかったのは、自らであり、自らを鼓舞するためだったのか。
こんなことをしているから……

それで無くとも、日本では、信頼産業としてまだまだ地位が低いと自他とも認めざる得ない業界。
「アメリカでは弁護士、医者などと並んで、不動産業者は地位が高いのだ」ともいっていた。それは、社会における信頼性と業者の資質が高い所以。いろいろいたとしてもだ。

今回の事件は、業界とは無関係で、埼玉県の一企業の社長の資質の問題なのだろうか。
同社はRCCにまだ53億円の借金があるという。この件だけで終わるだろうか。
元会長は、関連している全ての役職を急遽降りたという。

こつこつ自分の能力で動いている下々の者にとっては、考えられない金額だ。
どこかが違っている。

そういえば、4年前の会長選の時、「これで埼玉県は10年遅れる」と誰かから聞いたことを思い出した。
一般会員は上層部の選挙には投票の資格がなく無関係だが、
結局業界の体質が同じように見られてしまうとしたら、きわめて遺憾である。

自浄作用はどうなるのだろうか

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