接道が2m以下のため再建築不可の土地の売却相談があった。

昔は、あたり一帯を所有していたが、親の代で
適当に切り売りしてきたため
とうとう間口が1.6mの敷地延長
奥50坪の土地だけが残ってしまったという。

よくある話である。2m接道義務も建築基準法もない時代。
換金するために、人が歩ける幅の通路を残して
良いところから売ってしまったのだ。

今は、月に8万の家賃で古家を他人に貸している。
本人は70歳代の女性。資産の整理を考えているらしい。

再建築不可だから
周辺の売却事例は参考にならない。

そうそう先日の相続アドバイザー協議会の勉強会
似たような事例があったではないか。

というわけで
8万×12か月=96万円/年 20%の利回りならざっと480万
そのくらいで購入してくれる人がいればいいですね・・と話してみた。

つまりは収益還元で売れる金額と
再建築不可を考慮しての利回りアップの提案だ。

付近の普通の土地で相場が坪60万なので、
かけ離れた数字だが
オーナーチェンジで、高い利回りの家賃収入が
何年も見込めれば、購入者がいるかもしれない。

何十年も前に区画整理が決定されている地域でもあり
今後周辺の人々の環境も変わってくるはず。

いろんなケースを想像しながら、
女同士おしゃべりに花が咲き、
家族と相談しますとなった。

不動産の切り売りは、本当に慎重にしないと将来に宿題を残す。
それでも欲を抑えれば、工夫する余地があるかもしれない。

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本サイト:(有)住ステーション浦和

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