40年も暮らした年配女性の家の引っ越しを手伝った。
自宅を処分して、高専賃に入るのだ。

あれもこれも現役時代の書類から
アルバムや小物類
もったいないと貯めておいた袋や備品

若い頃のこと、あの時あの場所で・・・・

一見どこにでもあるありふれた物も
本人にとっては
他人には計り知れない思い出が詰まった物。

夕暮れが近づき
早くしないと終わらないよ、
キリがないよと思ってはいても

彼女の人生の一幕を、
他人が勝手に降ろすわけにはいかない。

少しづつ急かしながら、
ようやく目処がついた時は
外は真暗。

年末の大掃除でかなりのものを捨ててはいるが
人生の思い出に区切りをつけるために捨て去るものは

似て非なる格別なものだと、心に留めておこう。

私もいつかこんな場面を迎えるのかな・・・

■(有)住ステーション浦和
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