先日決済が終了した取引から学ぶこと

売買契約時に交わす「物件状況確認書」の告知事項について
事実と違うことが契約後判明しました。

たとえそれが故意ではなく、漏れであっても、
重大なことには違いありません。

ネット相談や弁護士に確認したり、役所に相談したり法的にはどうか
関係者はそれぞれの立場で対応に右往左往しました。

答えは、現場にありました。
事実を事実として受け止め、落ち着いて解決していくことでした。

■よく見られる光景として
契約時に、売主様にその場で記載してもらっているシーン。

設備の有無、故障の有無 境界について、越境物について有無・・・・
たくさんの項目にチェックしたり、箇条書きをし、
買主に引き継ぐべき事項に、気になることがあれば記入します。
最後に
売主様、買主様の責任において署名印鑑を押して確認します。

さて、所有者といえども、
昨日まで住んでいたらかなりの精確さでチェックできますが
遠くに離れていたり、度忘れもあり、うっかりミスもないとは言えません。

仲介業者は第3者の目で、それらを補います。
現場に一番近いのは担当者です。

売買契約書 重要事項説明書 は
事前に当事者である売主・買主・仲介業者間がチェックしますが
物件状況確認書は、あまりしていません。

状況確認書の告知事項も、やはり前もって売主様から報告を受け
現場で視認できればと思います。

もちろん中に入ったりはできず、目視できる程度になるにしても。

そうすれば、法律や弁護士の登場を待つまでもなく、
かなりの問題は現場で解決できると思われます。

■若い頃、先輩によく言われました。
「不動産のことは現場に聞け」加えて「現場百回」

相手仲介が調べているはずだから、大会社だから大丈夫だろう、
年上で経験豊富な担当者だから信用しているなど、

自らの手間を惜しんでの感覚に、いつの間にかなってはいないだろうか。

大会社でも新人同様、ブランドで仕事をしている担当者もいるし、
年上で経験豊富でも、昔の感覚や古い書式のままで仕事をしていたりもします。

■不動産仲介は、まず現場に聞く、
同じ物件・関係者は二度とないのだから初めてのつもりで調査を。

「現場主義」と「いつでも初舞台」を

肝に銘じて、今後も仕事をしてまいります。

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