12月30日にベアテ・シロタ・ゴードンさんが89歳で亡くなりました。
日本国憲法第24条(両性の平等)を起草した米国人女性。
22歳で憲法草案メンバーに加わり、世界の可能な限りの文献、歴史、思想、憲法を参考にして、それまで低く抑えられていた日本女性が、大きく飛躍できる先進的な基礎を書き上げました。
上司も、日本政府も「日本にはなじまない」として多くが却下されたものの、なんとか憲法に残った、個人の尊厳と両性の平等
それまでの日本の女性参政権運動に大きな弾みを付けました。
もし彼女の奮闘がなければ、もっと女性の権利獲得は時間がかかったかもしれません。
「女性が幸福にならなければ世界は平和になりません」と平和を常に願っていたベアテさん
戦争放棄をうたった憲法9条を「戦争が生んだ真珠」と語っていました。
ベアテさん、最後のまぶたに日本はどう映っていましたか?
ご冥福を祈ります。
参照
1945年のクリスマス ベアテ・シロタ・ゴードン (柏書房)
記録映画 「ベアテの贈りもの」 我が家にパンフレットがありました。
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