不動産売買には引越しがつきものです。特に長年暮らした場所から荷物をだして中を空にする売主様が大変です。

このところ立て続けに引越しの手伝いをして、改めてその重要さを実感しています。もちろん大半は、ゴミ処分会社を紹介しているのですが、お金もかかるし自分たちで少なくするには夫々の思いを終わりにし、袋につめこんでもらわねばなりません。清掃工場へも車を走らせることになります。

確かにお客様のプライバシーを鑑みながらの手伝いには限りがあり、勝手にごみ袋に入れるわけにはいきません。でも明渡の期日は確定しています。担当者としては焦ります。(いつも手伝うわけではありません)

そしてこの家で多くの人々が集い笑い泣き育ったのだと、当人の気持ちを想像してしまうこともあり、時間がかかります。

今まで数多くの売主さんと接してきましたが、印象に残るのは決済よりお引越しの場面です。あのお客さんはトラックに何台も運んだっけ、ごみ処分会社から多すぎて予算オーバーだとこちらが文句を言われたり。綺麗な仕舞い方だったり。

私も学生時代から10回位引っ越しているので、新居に入るよりその都度の明渡しの思い出が浮かびます。

いつの間にか「もったいない」何かに使おうと少しずつ溜まっていった書類や衣類家具。結局ゴミになるのでしょうが、何かの機会がないと踏ん切りがつきません。年齢を重ねるほど溜まっていきます。

お客様の引っ越しを手伝いながら、整理整頓が一番と考える今日この頃です。そうはいってもですが・・・・

以上いつもの現場からでした。