今NHKドラマ10の「正直不動産」が面白い。

アパート建築の地鎮祭で土地に残っていた祠を壊したゆえに、嘘が付けなくなった不動産会社の営業マンのドラマである。

大谷アキラのマンガ「正直不動産」の実写化とのこと。

嘘まみれで契約をとって一番になっていた営業マンが風が吹いてくると突如として本音を「暴露」する。

結果トラブル続きで成績は急降下。

第2話は、基本の賃貸における物件を押さえるための預かり金について。トラブルの元になり、業法でもキャンセルになれば必ず返却しなければならず、最近は預かるケールはあまりないかもしれない。

又、不動産を売る場合の、3つの媒介契約とその内実をわかりやすく説明。

3話は、共有名義で高額マンションを購入し、住宅ローンも互いに連帯して借り入れるケース。メリット・デメリットをどれだけ説明してきたか、少し耳が痛い。

離婚夫婦を前に、主人公は「愛は目減りしても、ローンはびた一文目減りしない」と暴露発言をする。納得できる部分多々。

もちろん、ローンを組まなくても自己資金としてパートナーがお金を出している場合は共有名義にしなければならない。その分やはりパートナーから返済を求められる。慰謝料や財産分与もある。このドラマのテーマではないが。

不動産屋として日常当たり前のように使っている業界用語や項目に、新人部下がカスタマーファーストは?と突っ込んでくることにハット気づくこともある。

主人公「山下智久」新人部下「福原遙」コンビが楽しい。

ただし、あくまでも興味をそそる為のドラマや漫画の内容である。一定の知識もちりばめてあるので、笑いながらふ~んそうなんだと観ると、少しお得感が出るかもしれない。

ちなみに全国の「正直不動産」は3件しかない。 東京 千葉 神奈川 国税庁の法人番号公表サイト。

なお、放映時間が火曜日の夜10時からなのは、首都圏のかなりの不動産会社が水曜定休日となっているから。第4話が楽しみである。


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