先日、施設でなくなった方の相続人から不動産売却について相談を受けました。

まずは亡くなった方の自宅の電気・ガス・水道・電話・ネット回線等の解約をしなくてはと資料となるものを探してみたものの何もありません。きれい好きで整理整頓が行き届いています。

光熱費関係・ネット銀行はもとより他の金融機関・保険関係の情報も不明。遠方から来た相続人はパソコンで管理していることは知っていましたが、肝心のパソコンが開けません。確かネット銀行に何百万かあると言っていたけどと相続人はそれらしきIDやパスワードを使ってみたもののダメとのことでした。

コツコツと部屋番号等で水道光熱費関係は調べるしかないけれど、他は相続人であることの証明書で対応するしかなく、手掛かり探しが大変になりそうです。といってもメモやごみ塵ひとつないきれいなお部屋で探しようもなく、売却の準備が完了するまでに時間がかかりそうです。

特に一人暮らしで相続予定者もいない場合、銀行のATMで指紋認証だけ、パソコン操作だけで済ませていると、入院したり意思疎通ができなくなった場合は、まわりが大変なことになるので注意が必要です。

今まで郵送や紙で、支払通知や使用通知、カード明細が届いていたものが経費節約次々とネット上でパソコンに届きます。いざという時の為にも最低限の手掛かりはメモでもいいので残しておいて欲しいと思いますが・・

もちろんエンディングノートに書いておくのがベストです。

私は自分が覚えられないので一覧にしてパソコン管理だけでなく紙でも保管しています。今や買物だけでなく各種閲覧のために膨大なIDパスワードが必要です。紙なら一覧を見てスムーズにログインできますが、これを紛失したら大変です。なんだったっけ?

いづれ終活の一般的業務の中に、パソコン解析専門の部署や事業が設けられるかもしれませんね。(刑事ドラマ大好き人間)


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