建売住宅を契約し、いよいよ買主に所有権が移転される準備が整うと、その1週間~10日くらい前に、必ず最終チェックをすることになる。
買主と売主やその現場の監督などが同時に立会い、入念に住宅をチェックし、傷や汚れ、不具合箇所をチェックして、お引渡しまでに手直しをする。

また、住宅の使用方法、お手入れ方法、設備の説明なども、これからの生活に欠かせない事項が、現場で説明される。

今回の立会いは、実に頼もしかった。
地元の大手建設会社の監督だが、事前に手直しを済ませ、掃除を完了した上で、自信をもって、説明していく。
特にキッチン、バスルームの仕組み、掃除の仕方など、奥様が信頼感を持って熱心に説明を聞いているのを、傍で見ていても気持ちがいい。
少しのことなら、ホームセンターの方が安いですよと教えてくれる。

今まで、いろいろな説明に立ち会ってきているが、ダメ工事のテープをやたらに張らなくてはいけない現場や、汚れはその場で雑巾で拭いていたり、素人にはこれでいいだろう態度が見える、ちょっと説明不足かなと思う時もある。

現場監督は多数の物件を扱っているので、多くの中の一件に過ぎなくても、買って住む人には、たったひとつの長い生活の場になる。建物への安心、安全、信頼が一番である。

何かあれば、すぐ携帯に連絡下さいと、長時間にわたる説明が終わった。
言葉の端々には、この現場への自信と共に、お客様の立場にたった丁寧な姿勢が感じられた。

きっとこの監督個人の資質だけではなく、単に建築技術だけでない、人材の育成が行き届いている会社の印象を受けた。いい仕事をしているな~と。

建売住宅の最終チェックは、建築過程が不明な分、売主、現場監督の姿勢が問われ、今後の生活に大きな影響を及ぼす、実に大事なイベントである。

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