吉永小百合さん主演の「北の零年」を見た。
明治初期、豊かな淡路島を追われて、厳寒の北海道に移住した稲田家の家臣たちの、時代の変革に翻弄されながらも、土地だけでなく心も開拓していった人々を、小百合さんを中心に、渡辺謙、豊川悦司、柳葉敏郎、石原さとみ、石田ゆり子、香川照之・・・豪華俳優が演じている。

小百合さんの乗馬が見事、20頭の放馬シーン、雪、馬、アイヌ、人形浄瑠璃、イナゴの襲来、荒野の開墾など、当時の南国の武士たちにはもちろん、この映画もまさに零からのスタートであったようだ。15億円 長期ロケ、7000人のエキストラなど超大作だ。大島ミチル音楽、行定勲監督。

吉永さん・・今は、日本に住む私達がどういう方向に進んでいくのか、自分で考えなくてはならない大事な時期だと思うんです。この作品の志乃たちは、もっと厳しい状況の中で自分を見詰めて、心も土地も開拓していった。今の私達にできること、やらなくてはいけないことは何なのか?そういうことを重ね合わせて観ていただけたら嬉しいですね。(パンフより)
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