マスク明けが気になる3月、住宅ローンの金利は又上昇しています。今年に入りコロナ禍の3年間とも全く違う上昇傾向です。同時に不動産価格も全体的に上昇しています。

先日、中古マンションの売却依頼の相談があり、今なら高く売れそうなのでと来店されました。地元のよく知っているマンションです。改めて市内のデータを調査したところ、確かにコロナ禍の数年、以前では考えられなかった金額で売出し、成約されています。

ただし詳細の図面を見れば、それらの物件の多くが、高性能な設備に交換したリノベーションマンションとなっており、一般消費者が売り出したものでないことがわかります。

室内が古いままの部屋を購入し、一般消費者ご自身でリフォームするのは大変です。それを専門の不動産会社が購入し手際よく使い勝手の良い最新設備に交換して販売しています。

そのリノベーションされた価格を目安に、古いままの部屋の価格を予定するのは難しいのでは?と現実の取引の流れを説明しました。結局もう少し考えますと帰られましたが、築年数は確実にふえるので心配なマンションです。

売却したい理由もローン返済や家庭の事情など様々で、それなりの対応が必要ですが、まずは地域の状況をよく知っている地元の不動産会社に相談されるようお勧めいたします。現実を見据えて応えてくれるでしょう。

住宅金融支援機構の固定金利フラット35を取り扱う全宅住宅ローン株式会社の金利は、下記のグラフになりました。

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