さいたま市の浦和駅に近い住宅街を歩いていると、樹木や草に覆われた家屋や草だらけの土地を時々見かけます。相続で揉めているのか、相続人が行方不明か、いないのかと気になります。もっとも、固定資産税が払われているなら所有者不明ではないのでしょう。

と思っていたら、来年度から相続人がいない場合、生前でも国へ贈与する契約を結べる方向です。つまり国有化です。高齢者の自宅敷地などを想定しているとのこと。何でもかんでもではないらしい。

更に、一定の価値があって売却容易なら生前でも国への寄付を受け付けるとのこと。

今でも贈与はできるけど、親族が裁判所に申し立てをしなければならず、面倒。

増えた不要な国有地は不動産情報サイトと連携して、効率的に売却を図っていくとのこと。

ということは・・・

そして、現在保有する未利用の国有地は、保育・介護施設に加え、さいたま市などの政令都市や地方都市の中心部などにも、国が大家さんとなって商業施設などに定期借地権付きで賃貸するとの方向。目安は2000㎡以上。

何しろ、全国の所有者不明土地は410万ヘクタール、九州の面積以上で、空き家が約820万戸。狭い日本のはずなのに、まだまだ工夫の余地がありそうです。

相続は100%の確率で誰にでも生じます。そういえば子供の頃親に連れられて・・など所有者不明な不動産にならないよう、家系図を作ったりして元気なうちに考えておきましょう。

東京新聞 総務省 住宅 国土交通省 所有者不明土地 報道 法務局   工程表

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